感覚ではなく Alpha でコア資産を選び直したとき
Alpha で「コア資産」を再定義する。感覚や馴染みではなく、定量化できる超過収益・Sharpe Ratio・下方保護の三本線で選別する。複製可能なコア資産選択の枠組みである。
感覚ではなく Alpha でコア資産を選び直したとき
私の本当の目標は何か?
口座全体の NAV が、長期間にわたって、安定して耐えられる形で上方へ成長することである。単一のリターン最大化ではなく、次の三条件を同時に満たす必要がある。
なぜ VOO / VOOG / VONG / SPMO を再点検するのか?
かつて直感ではこう考えていた。モメンタム戦略( SPMO )こそ成長効率が最も高いコアであり、高配当資産は「保守的」、成長 ETF は補助にすぎない、と。
しかし視点を「単一資産」から「口座全体の NAV 」へ引き上げると、これらの直感に亀裂が入る。必要なのは、どの銘柄が「強く感じるか」ではなく、口座全体の枠組みの下で本当に安定かつ効率的であることだ。
どの「事実指標」で再評価したか?
直感を捨て、定量化できる四つの事実指標へ切り替え、システム視点で候補となる各コア資産を見直した。
どの銘柄が口座カーブを最も不安定にするか。高ボラティリティは非合理な意思決定圧力を増やす。
完全なサイクルで本当に多く稼いだのはどれか。強気相場の爆発ではなく、完全な循環である。
ドローダウン後に安定して修復できるのはどれか。修復曲線の滑らかさが保有体験を決める。
「同じリスク」を引き受けたときに最も多くのネット・リターンを残すのはどれか。Sharpe Ratio が鍵である。
データが示した結論(感覚ではない)
四つの事実指標に沿い、四つの候補コア資産を一つずつ評価した結果は次のとおりである。
ボラティリティが最も高く、最大ドローダウンが最も深く、修復が最も不安定で、Sharpe Ratio も低い。局面によっては速く走るが、口座全体の意思決定の質を損なう。「スタイル・ティルト」にすぎず、コアではない。
成長が Mega-cap に集中し、強気相場の爆発力は強いが、ボラティリティとドローダウンも連動して拡大する。賭けには向くが、口座全体の安定成長という任務には向かない。
安定して予測可能だが、スタイル上の効率向上は乏しい。あらゆる評価の基準線であり、最良解ではない。
ボラティリティは VOOG / SPMO より低く、長期の年率リターンはほぼ遜色なく、急落後の修復は滑らかで、Sharpe Ratio とドローダウン調整後リターンが最良である。同じリスクの下で、最も多くのネット利益を残す。
最後に受け入れた一つの事実
これは信念の転換ではなく、「期待」ではなく「システム」で選び始めたということである。
